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国産でも安心できない!?安全で栄養価も高い無添加・オーガニックはちみつまとめ

自然派生活

無添加かオーガニックのはちみつがほしい人「無添加もしくはオーガニックのはちみつがほしいです。はちみつの名称に純粋、非加熱、抗生物質不使用などと書いているけどどういう意味ですか?それと、外国産と国産のはちみつの違いやおすすめのはちみつの選び方も教えてください。」

この記事の内容

1.はちみつの名称の意味
 1-1.無添加はちみつ、純粋はちみつ
 1-2.オーガニックはちみつ
 1-3.非加熱
 1-4.抗生剤、抗生物質不使用
2.外国産はちみつと国産はちみつの違い
 2-1.外国産はどこの国がいい?
 2-2.国産はやっぱり安全?
3.はちみつの選び方
 3-1.ラベルを見る
 3-2.オーガニックなのか
 3-3.非加熱なのか
 3-4.抗生剤、抗生物質不使用なのか
 3-5.値段は安すぎないか
 3-6.はちみつの色
 3-7.輸送方法(外国産の場合)
4.おすすめの無添加はちみつ①山田養蜂場
5.おすすめの無添加はちみつ②ピュアハニーダイレクト
6.おすすめの無添加はちみつ③シェプロ
7.おすすめのオーガニックはちみつ①ヴァンジェリスティ 生はちみつ
8.おすすめのオーガニックはちみつ②BEE LIFE FLOWER ORGANIC HONEY
9.まとめ

私は4年前に子宮内膜症を発症してから、体に良くないと思った生活習慣を見直し始めました。それをきっかけに食べるものにも意識を向けるようになり、今では美容と健康のために無添加のものやオーガニックを取り入れた食生活を実践しています。

ただ単に無添加、オーガニックと書いていればすべてが安心ではないのがはちみつの難しいところで、原産国やはちみつを採取する植物が栽培されている環境、ミツバチに薬物を投与していないか、といった要素もはちみつの安全性を左右する要因となります。

この記事では、はちみつにおける無添加、オーガニック、純粋、非加熱、抗生物質不使用といった名称の意味を解説しながら、外国産と国産はちみつの違い、安全なはちみつの選び方、そしておすすめの無添加・オーガニックはちみつを紹介していきます。

はちみつ選びの参考にしていただけると幸いです。

1.はちみつの名称の意味


はちみつの名称に、「無添加」「オーガニック」「純粋」「非加熱」「抗生剤不使用」や「抗生物質不使用」という言葉が使われているのに見覚えはありませんか?

ですが、具体的にどういう意味でメリットは何なのか分からない方も多いのではないでしょうか。

ここではそれぞれの意味を解説していきますね。

1-1.無添加はちみつ、純粋はちみつ

はちみつは、純粋はちみつ、精製はちみつ、加糖はちみつの3つに分類されます。精製はちみつは、はちみつ特有の香りや色を取り除いたもの、加糖はちみつははちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたもので、はちみつの含有量が重量百分比で60パーセント以上のものを言います。

そして純粋はちみつはその名の通り、添加物や糖類などを混ぜていないはちみつのことを言い、無添加はちみつも同様の意味と考えていいでしょう。

1-2.オーガニックはちみつ

オーガニックは日本語で「有機の〜」という意味ですが、主に有機栽培された野菜などに使われるイメージがありますよね。では、はちみつにおける有機の条件はというと、認証機関によって様々です。

ちなみに、日本の有機認証機関はJAS規格がありますがはちみつは対象外となっています。その代わりに、JONAという日本の有機認証機関ではちみつの有機認証に取り組んでいるので、国産で有機はちみつを謳っているものはJONAの認証マークがあるか確認してみましょう。

JONAの基準概要は以下の通りです。

・巣箱設置場所や蜜源に重大な汚染源がないこと。(一般農場ゼロを求めるわけではありません)
・動物用医薬品になるべく頼らない管理をすること。
・人工飼料などを給餌する場合は有機のものを使用すること。

参考:JONA

注意したいのが、日本では普通のはちみつに有機やオーガニックという言葉を用いて販売しても罰則がないため、有機ではない商品も紛れているという点です。パッケージだけを見て買うのではなく、認証マークがあるか確認してから買うようにしましょう。

次に、海外の有機認証で有名なのがEU有機認証です。

ハチミツの成分の95%以上が有機成分であること(残り5%も厳密な条件をクリア)以外に、製造・加工過程、輸送や保管方法など、下記のように厳しくチェックされます。

・何から蜜を取っているか
蜜源の植物は、野生の草花や樹木であること
・巣箱をどこに置いているか
巣箱の設置場所から半径3キロメートル以内に環境を汚染する要因、例えば、工業施設やの人口密集地区や幹線道路が存在しないこと
・どのようにミツバチを育てているか
ミツバチの育成や健康管理のためには、一切薬品類を使用しないこと
・どんな巣箱を使っているか
天然素材の巣箱を使い、かつ毒性のないオーガニックペンキで塗装されたものであること
・どのように製品化を行なっているか
採蜜から瓶詰めまで、常に衛生状態を保ち化学物質が混入しないように管理されていること

参考:天然はちみつ専門店ブルガリア・ビー・ガーデン

外国産のオーガニックはちみつは、多くがこのEU有機認証を受けています。商品を選ぶ際の一つの目安にしてみてください。

1-3.非加熱

はちみつは酵素、ビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養分が配合されており、嗜好品としてだけでなく健康維持の目的で食べる方も多い食品です。

ですが、はちみつは45度以上の熱で加熱するとその栄養分が損なわれると言われています。蜂の巣からはちみつを採取する際に、35〜45度の低温を加えてろ過する場合がありますが、低温なら栄養価に影響はないので、非加熱と呼べるのはこのラインまでです。

ですので、安価な商品との差別化のために「非加熱」という名称をつけて販売されているはちみつが多いというわけです。
参考:無添加でおいしい純粋蜂蜜

1-4.抗生剤、抗生物質不使用

ミツバチでも病気にかかることはあります。それを防止する施策として、虫に抗生剤などの薬剤や化学物質を餌などに混ぜて使用していることがあります。

投与する薬剤によっては投薬する期間や投薬後14日間ははちみつを出荷できない、といったルールがあり、残留基準値も設けているため人体への影響はないとされています。

とはいえ、抗生剤、抗生物質、化学物質不使用のはちみつは、薬物に頼らず養蜂をしており、より安全性が高いのではないでしょうか。

2.外国産はちみつと国産はちみつの違い


外国産と国産のはちみつの大きな違いは、水分量の基準値です。はちみつはミツバチが花蜜を巣箱に持ち帰り、羽をばたつかせて水分を飛ばすことで糖度を上げて完熟されます。

この、最終的な水分量の基準値ですが、国産では水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準があります。この数値だけで見ると、外国産の方が濃度の濃いはちみつということになりますね。

値段においては、生産量が少ないからか国産はちみつの方が高い傾向にあります。

2-1.外国産はどこの国がいい?

外国産のはちみつでおすすめなのが、基準の厳しいEU圏内のものです。特に品質が高いのがルーマニア、ドイツ、ニュージーランド。ドイツには、世界で最も厳しいと言われる蜂蜜検査機関があり、品質が保証されています。そして、ルーマニアはその基準をクリアして世界最高品質と言われるぐらいです。
また、ニュージーランドでも抗生物質の使用が禁止されるなど、規制が厳しいことで有名な国なので安全性が高いです。

逆に、避けるべき国というと中国、インドです。過去に何度も抗生物質や重金属の成分がされるといったことがあり、EUでは中国産、インド産のはちみつの輸入を全面禁止しています。

もちろん、すべての中国産やインド産のはちみつが悪いわけではありませんし、頭の片隅に置いておいてもらえればいいと思います。

2-2.国産はやっぱり安全?

何においてもですが、国産と聞くと良いイメージが浮かびますよね。ですが、はちみつにおいてはすべてが安全とは言い切れません。過去に、国産と謳いながら安価な外国産のはちみつを混ぜて販売していたケース、抗生物質が高い数値で検出されたこともあります。

日本では養蜂の歴史が浅く、規約がゆるいのが現状です。実は、45度以上の高い温度で加熱したものでもはちみつと言えるのは日本だけなのですよ。

とは言っても、国産でも安全で品質の高いはちみつはたくさんあります。まずは購入する前にしっかり情報を見極めることが大切ですね。

3.はちみつの選び方


ここでは、安全で栄養価も高いはちみつの選び方をお伝えしていきます。

選ぶ基準は人それぞれですので、ご自分の許せる範囲のものをご家庭に取り入れていただければと思います。

3-1.ラベルを見る(原材料、原産地、産地採蜜花名)

まずはラベルのチェックから。

・原材料
・原産地

上記を確認して、①無添加なのか②生産している国も見ておきましょう。

3-2.オーガニックなのか

外国産の場合、オーガニックであればまずは安全性は保証されていると思います。

特にEU有機認証を受けているものなら、蜜源である植物の生息地やミツバチへの化学物質の不使用など基準が厳しいため間違い無いでしょう。

国産の場合は、必ず有機認証マークがあるか確認することです。日本の有機認証機関はJONAですが、EU有機認証よりも基準はゆるいですが何も無いよりは良いと思います。

また、ホームページなどで商品情報があれば、どういった条件のもと製造されているのか知っておくと安心できると思います。

3-3.非加熱なのか

前述したように、はちみつは45度以上の熱を加えると酵素などが壊されてしまい、十分な栄養を摂取できなくなってしまいます。

また、何度でどのくらいの時間加熱したかによって度合いも変わると思いますが、味にえぐみが出る・色が茶褐色に変色してしまうこともあります。

健康食品としての栄養価を期待する方は非加熱のものがおすすめです。

3-4.抗生剤、抗生物質不使用なのか

ルーマニア、ドイツ、ニュージーランド産のはちみつは、国で薬剤を使用することを禁じられているのでまず心配ありません。

それ以外の国のものであれば、薬剤不使用と記載しているものを選ぶことをおすすめします。

日本では抗生剤の残留基準値というものが設けられており、基準以下であれば人体へ影響はないと言われていますが、使用するかしないかで言えば当然、不使用の方が安全だと思いませんか?

3-5.値段は安すぎないか

値段が極端に安すぎるものは、純粋はちみつではない・高熱で加熱して水分を飛ばすなどの加工をしている可能性が高いです。

高品質のものは、1kg3000〜5000円が目安です。ですが、ブランドや希少価値のあるものならもう少し高い場合もありますし、少量なら割高になることもあります。

3-6.はちみつの色

純度100%の本物のはちみつは、ろ過してあっても花粉が含まれており少し濁っているのが普通です。

逆に、透明度が高く向こう側が透き通ってみえるものや、中身の見えないボトルに入っているものは水飴などが混ざっている可能性が高いので注意しましょう。

3-7.輸送方法(外国産の場合)

外国産のものはたいていが船便で輸入されており、赤道直下を通る際に温度は70度まで上昇することもあると言われています。

これではせっかく非加熱で高品質なはちみつを選んでも、十分な栄養を摂取できそうにありませんね。

それに引き換え、空輸ならこういったことも踏まえて安心です。外国産のはちみつは、空輸されているものを選ぶことをおすすめします。

もしくは温度管理のできるコンテナなど、輸送中にはちみつが高温にさらされないよう管理されているお店から買うといいでしょう。

4.おすすめの無添加・オーガニックはちみつ①山田養蜂場 ルーマニア産アカシア蜂蜜


出典:山田養蜂場

ポイント

・高級ワインと同じ温度管理のできるコンテナで定温(20度)で輸送
・残留農薬や抗生物質、その他300項目もの品質チェック済み
・はちみつの色や風味を活かすため、養蜂家や産地ごとに管理
・巣箱の中と同じ35度で瓶へ充填
・水分量18%で濃厚なはちみつ

商品名:ルーマニア産アカシア蜂蜜
製造元:山田養蜂場
内容量:1kg
原材料:ルーマニア産はちみつ
賞味期限:製造日より2年

大きさは500g、1kgとあり、瓶詰めとポリ容器の2種類あります。
また、同じルーマニア産でも有機はちみつもあるのでこちらもおすすめです。

5.おすすめの無添加はちみつ②ピュアハニーダイレクト


出典:ヤフーショッピング

ポイント

・ニュージーランド産の厳選したはちみつを取り扱い
・15分おきにコンテナ内の温度を計測・記録してはちみつが高温で運ばれていないことを保証、HPでも公開
・ミツバチは自分で集めた蜜と花粉で自給自足しているので人工的な餌は食べていない
・ろ過する網は粗めのものを使用して花粉が十分残るので栄養たっぷり
・水分量16〜19%

商品名:モソップ マヌカハニー UMF5+ (MGO 83+) 500g
内容量:500g
原材料:ニュージーランド産はちみつ

ピュアハニーダイレクトさんでは信頼できるメーカーのはちみつのみを取り扱っており、おそらくこちらでしか買えないものばかりです。

公式HPを覗くとその公開している情報量から扱っている商品へのこだわりや自信が伺えます。

6.おすすめの無添加はちみつ③シェプロ


出典:Cieplo

ポイント

・EU基準に合格した無添加、無加工、非加熱のローハニーのみ取り扱い
・空輸で輸入しているため安心
・店頭では専用セラーで最適温度下で管理

アマゾンや楽天での取り扱いはなく、上記の公式サイトから購入可能です。

7.おすすめのオーガニックはちみつ イタリア産生はちみつ


出典:amazon

ポイント

・EUオーガニック認証取得
・空輸で輸入されている
・水分量17.8%

商品名:イタリア産生はちみつ
製造元:ヴァンジェリスティ
内容量:250g
原材料:イタリア産はちみつ

製造はヴァンジェリスティという会社で、検索すると複数のお店で取り扱いがあるようです。
一部空輸されているのか情報がないところもあったため、確実に空輸していると記載のあるお店をリンクしています。

おすすめのオーガニックはちみつ②BEE LIFE FLOWER ORGANIC HONEY ブルガリア産 有機百花はちみつ


出典:amazon

ポイント

・EUオーガニック認証取得
・空輸なので安心
・百花はちみつなので個々によって違う味わいが楽しめる

商品名:ブルガリア産 有機百花はちみつ 450G
製造元:BEE LIFE FLOWER ORGANIC HONEY
内容量:450g
原材料:ブルガリア産はちみつ

こちらはamazonでのみ取り扱っています。2個セットだと送料無料で1個あたり2000円ほどになるのでかなりお買い得ですね。

9.まとめ


ここまでお読みいただきありがとうございます。
一口に無添加、オーガニックはちみつと言っても奥が深いですね。

ここまでの内容をまとめると、

・国産、外国産どちらも全てが安全とは限らない
・国産なら有機認定を受けているものか、非加熱・化学物質不使用のもの
・外国産なら有機認定を受けているものか、そうでない場合もルーマニア・ドイツ・ニュージーランド産がおすすめ
・高品質のものは1kg3000〜5000円くらいで、それ以下のものは品質が低い可能性がある

上記の条件に加えて、はちみつの栄養をしっかり摂りたい方は
外国産は輸送方法は空輸か、温度管理のできる船便をしているお店を選んでくださいね。

この記事を読んだ方のお役に立てると嬉しいです。