食べ物における無添加とオーガニックの違いって?

食べ物の無添加とオーガニックの違いについて知りたい人「食べ物や野菜など、色んなところで無添加やオーガニックという言葉を聞くけど、何となく体に良さそうだし興味あるなぁ。でも、具体的にどう違うのかも分からないし、どうやって探したらいいのかも合わせて知りたいです」
こんな疑問に答えます。
私は4年前に子宮内膜症を発症してから、体に良くないと思った生活習慣を見直し始めました。それをきっかけに食べるものにも意識を向けるようになり、今では美容と健康のために無添加のものやマクロビを取り入れた食生活を実践しています。
ここでは、食べ物における無添加とオーガニックの違いやそれぞれの選び方について解説していきます。それぞれの違いをしっかり理解することで、たくさんある食品の中から自分が欲しいものを選びやすくなります。
この記事を読んで今後のお買い物にお役立てください。
無添加食品とは
食べ物における無添加とは、食品添加物を添加していない=無添加という意味で使われます。ここでいう食べ物とは、加工している食品や調味料などに対してのことを指します。
よくパッケージなどに「合成着色料・保存料無添加」といった感じで、「○○無添加」と書かれているのを見たことがありませんか?食品には、加工や保存の過程で食品添加物を使用して、味を整える・食感や見た目をよく見せる・賞味期限を長くするために使われます。
すべての食品添加物が有害とは言い切れませんが、発がん性や染色体異常があるなどの理由で海外では使用禁止となったものが日本では使用されているケースもあります。また、安全性が確認されているとはいえ、将来的に何らかの病気を患ってもその因果関係は立証することができません。自己責任の範疇となってしまうので、自分が口にするものには何が入っているのか分かっておきたいものです。
無添加食品の選び方
無添加食品を探すとき注意したいのが、パッケージだけを見て選ばないことです。裏面の原材料を見て、何が無添加なのか理解して購入することが大切です。
よくあるのが、「保存料・着色料無添加」と書いていながら、アミノ酸などの化学調味料は入っているパターン。原材料を見てわかった上で買うのは問題ありませんが、無添加だと思って買ったのによく見たら添加物が入っていた。。。というのはよくある話です。
例:酸化防止剤・調味料(アミノ酸等)・アステルパーム・グアーガムなど
オーガニックとは
オーガニックの意味を辞書で引くと、「有機の」という意味になります。つまり化学的に合成された肥料や農薬に頼らず、栽培・加工されたものをオーガニックと呼びます。
よく無農薬と勘違いされることがありますが、化学的に合成されたものを使用していないだけで、農薬は使用している場合もあるので注意しましょう。
食べ物におけるオーガニックとは有機JASマークで判断する
日本では、「オーガニック○○」や「有機○○」と食品に記載するには、国で決められた基準をクリアしなければなりません。有機 JAS規格という言葉やマーク、みなさん一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
有機JAS規格の認定条件は以下の通りです。
①種まきまたは植え付け前2年以上禁止された農薬や化学肥料を使用しない田畑で生産。②遺伝子組換えの種苗を使用しない。③原則として農薬・化学肥料を使用しないで栽培を行うなど、地域環境への負担をできるだけ軽減した栽培で生産した食品。
〜はじめての人のための有機JAS規格/農林水産省より引用〜
上記の基準をクリアしたものが、「有機JASマーク」のついたオーガニック食品として販売することを許されます。
無添加とオーガニックの違いまとめ
ここまでの内容をまとめると、
・オーガニックとは「有機の」という意味で、日本では「有機JAS規格」を取得したもののことをいう。無農薬と混同されやすいですが、オーガニックは化学的に合成された肥料や農薬に頼らず、栽培・加工されたものを使用していないだけで無農薬ではない。
今後、無添加やオーガニック製品を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。