化粧品における無添加とオーガニックの違いを分かりやすく解説!

化粧品の無添加とオーガニックの違いを知りたい人「化粧品のパッケージで無添加やオーガニックという言葉をよく見るけど、何となく肌に優しそうだよね。でも、具体的にどう違うのかな?それぞれどういう人におすすめなのか商品の選び方も合わせて知りたいです。」
こんな疑問に答えます。
私は4年前に子宮内膜症を発症してから、体に良くないと思った生活習慣を見直し始めました。それをきっかけに食べるものにも意識を向けるようになり、今では美容と健康のために無添加のものやマクロビを取り入れた生活を実践しています。
ここでは、化粧品における無添加とオーガニックの違いやお肌や考え方に応じての商品の選び方についても解説していきます。
今後、化粧品を選ぶ際にお役立てください。
1.無添加・オーガニックコスメの違いとは
無添加コスメとは、国が決めたアレルギーの危険性がある102種類の化粧成分のうち、1つでも配合していないものを無添加コスメと呼ぶことができます。
次にオーガニックコスメとは、合成された化学肥料や農薬が使われていない原材料を配合して製造したコスメのことをいいます。
2.日本での無添加化粧品・オーガニックコスメの定義と選び方
日本では化粧品を販売するときに無添加化粧品・オーガニックコスメと謳うことに関して、明確な基準や法律がありません。つまり、日本で製造・販売されている無添加化粧品やオーガニックコスメの定義は、製造している会社や商品によってばらつきがあるということです。
化粧品のパッケージでで下記のような表示を見たことがありませんか?
オーガニックコスメ・・・○○エキス配合、植物由来
言葉のイメージでなんとなく良さそうに感じますが、実際は化学成分がほとんどで自然由来の成分は少しだけしか入っていない。防腐剤は無添加でも他の添加物が普通に入っている。ということはよくあります。
明確な基準や法律がない=添加しない化粧成分の数や使用するオーガニックエキスの量に決まりがないということなので、「肌が弱くても安心して使えるのか?」「化学的なものが入っていない化粧品を求めている」という方が無添加化粧品やオーガニックコスメを選ぶ際に大切なのは、無添加・オーガニックという言葉やパッケージだけを見るのではなく、ラベルに書かれた配合成分や製法などをしっかりと確認することです。
また、海外ではコスメにおけるオーガニック認証がいくつかあるので、安全性を優先するならこういった認証を受けている海外のブランド商品を選ぶのも一つです。国産のものであっても海外のオーガニック認証を受けているコスメもあるので、気になった方は次項で紹介しているのでチェックしてみてください。
3.海外で有名なオーガニック認証

エコサートには2種類の基準があり、コスメビオの方がより厳しい基準を設けています。
COSMECO(エコロジーラベル)の基準
・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の5%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の50%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。など
COSMEBIO(エコロジカル&オーガニックラベル)の基準
・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の10%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。など

・バイオダイナミック有機農法によるデメター認証原料を最低でも水を含む全量のうち90%以上に使用する。
・アルコール、キサンタンガム、レシチンなどの乳化材他の化学原料の使用不可。
・バイオダイナミック有機栽培農法を規定通りに実施していること。
・化学香料は使用不可。など

・入手が可能な限り、有機栽培又は野生の植物から抽出した原料を使用。
・野生の植物を採取する際は生態系に影響を与えない。
・毒性が無いか確認を厳重に行う。
・動物実験は行わず、動物由来成分も使用しない。(一部例外あり)
・乳化剤や界面活性剤は、植物脂肪、ワックス、ラノリン、プロテインなどに物理的加工を加えた方法で採取する。
・合成色素や合成香料、シリコン、パラフィン、その他石油製品、エトキシ化物質は使用しない。
・フェアトレードを行う。
・原料が微生物分解可能である。
・リサイクル可能で環境にやさしい容器を使用する。
など
まとめ
ここまでの内容をまとめると、
例:アルコール・防腐剤・パラベンフリーのものなどが多い
・オーガニックコスメとは、有機栽培された原材料が使われているものをいうが、配合するオーガニック成分の量に規定なし。
化粧品における、無添加・オーガニック等の基準や法律は日本にはないので自分が求めているものをラベルを見て確認して選ぶ必要がある。
2つの違い、わかっていただけましたか?今後コスメを買うときは、こちらの記事を参考にご自分に合った無添加化粧品・オーガニックコスメを探してみてくださいね。